2015/06/18

決まっていたとして


今抱えていることが

今抱えることに決まっていたとしたら

今悩んでいることが

今悩むように決まっていたとしたら

そう想定してこの長い道のりを思い浮かべて見ると

僕たち人間の力が及ぶところは

ほとんどないことに気づくかもしれません


誰がどう決めているのか全くわからない空想の世界ですが

もし生まれた時から死ぬまでに起こる全ての事が

もうすでに決まっていたとしたら

今、ここで、苦悩し、怯えて、怒り、不安になっていることは

そうなるように仕組まれていて

そのストーリーがもう始まってしまっているということになります


そこでどんな選択をしたとしても

それさえももう決まっていたことだとしたら

僕たちは自由意思で選択したかのように思っているだけということになります


こんな発想で

斜めから見てみると

僕たち人間はどれほど傲慢で自己中心的なのかわかるかもしれません

「自分」が「決めた」かのような「気になっている」

「全て自分で決められると思い込んでいる」とも言えるかもしれません

「全ては自分で動かせる」と「思ってしまっている」ということにもつながるかもしれません

それにより

「勝手に」「悩んで」「苦しみ」「怒り」「悲しんでいる」


もうすでに

全てが決まっているとしたら

全ての出来事、全ての感情やその思考、行動までも

なるべくしてなったもので

どんな選択をしても

どんな感情を抱いていたとしても

どんなにひどい状況だとしても

もうストーリーの中では行き着く場所が決まっているのだから

身を任せるしか方法がないことに気づくかもしれません


きっとこんな思想

馬鹿らしく思う人もたくさんいるのだろうと思います

さらには

もうすでに

こんなことを言っている人が

この広い世界にはすでにたくさんいるのだと思います

僕がこんな思想から得られている現実的なことは

「早くその執着した気持ちを諦めなさい」

といったようなこと

怖い・不安だ・頭にくる・腹が立つ

もしそこで自分が苦しい思いをしているのなら

そんなことはもう決まっていたことなのだから

致し方ない

しょうがない


決して後ろ向きの諦めというニュアンスではなく

自分が楽に生きぬくための諦めで

諦めた先には明るく、温かいものしかないのではないか

そんな風に今日ふと思ったのです

そして

何をどうやっても決まっているのだから

もう自分の想いの通りに生きるほうが

生きてしまった方がいいのかもしれないということに気づくかもしれません


人間関係のこと、お金のこと、物のこと

全てのことをもう諦めて

今日の雨のように流してしまって

想いの向かうままに生きてみたら

どんな先が待っているのか

そのほうが短い人生は楽しいのかもしれません


Hiroki Matsui



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